創作日本料理「壱祀」に於きましては、月に一度、京都の大本山である門跡寺院「隨心院」の薬膳料理を担当致すことと成りまし

た。隨心院境内にて育まれた薬草の数々を、どうぞご賞味下さいませ。また、日本料理協會の協力により、古式平城儀流の、儀式

包丁式や、勉強会を主催を致す運びと相成りました。

 

                                                 講 師 古式平城儀流

                                              会 長  中 村 一 議    

                                              家 元  峯 林 光 由

儀式庖丁とは・・

 

庖丁道の故事は色々と伝えられていますが古くから宮中で正月を祝って行われた儀式の、ひとつとされております。

この儀式の様式は、鎌倉時代以降は様々に絵画や、文学のうえに、その姿を留めています。

一般に調理人が現れるのは室町時代からで、料理の流儀もこの頃から始まります。江戸時代から式庖丁は料理人の表芸となり、宮中においては、一月十九日、幕府では、一月十二日、それぞれ天皇、将軍家の御前でいかめしく包丁するのが恒例の行事とされるようになり、現在に受け継がれております。